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エルツ城(Burg Eltz)
画像をクリックすると,大きくなるよん
お城の写真だよん
モーゼル川(Die Mosel)とライン川(Der Rhein)の合流点にあるコブレンツ(Koblenz)からモーゼル川沿いにブンデス(Bundes)412号線をトリアー(Trier)方面に走らせること,○時間(忘れた)のところにある城。
モーゼル川の両岸の山々にはブドウ畑が広がり(地形的にブドウしか育てられないような気がする),時々山の上にいろいろな城が建っているのが分かる。そして,キャンプ場があちらこちらにある。キャンプ場でキャンプをしている客の多くは,キャンピングカーで来ているところが日本と違うとこかな。テントよりバンガローが多いし。
03-Aug-99
モーゼル川沿いに車を走らせて,きっと「Burg Eltz」と書かれた看板がどっかに立っているだろう,と適当に場所だけ確認して,エルツ城を目指した。
そもそも日本のガイドブックではものすごい小さな扱いなので,日本のガイドブックで場所を確認できるわけはないのだ。
思った通りの場所に「Burg Eltz」の看板を見つけて,近くの駐車場に車を止め,案内板(この案内板がまたいい加減だったりする)を見て歩き出してみた。(20分ぐらい歩いたかな)
?????????????????
行けども行けども城なんて見えない。不安になって車に戻って,看板の向いている方へ車を走らせてみた。看板を見てかなり走って(20分以上走ったような・・・)から,
エルツ城の駐車場らしきものがーーーーーーーーっ!!
でも,どこにも城なんて見えないし,今度はここから山道を登っていかなきゃ行けなさそうじゃん。
まだまだ距離はありそうじゃん
というわけでとりあえず,そこのレストランのテラスで昼食を摂ってから,山道を登ることにした。
天気が良くって,空気はきれいで(田舎だから),上空にはノスリが輪を描いていて,こういう所で食べるのはまた
気持ちいいーーーっ!!
(注:飯はふつう)
駐車場の番をしているおばちゃんが,この道を真っ直ぐ行けばエルツ城には着くといっているので,おばちゃんの言う通りその山道を進む。
やっぱり行けども行けども,城なんてちーーーーっとも見えてこん。
上り坂が途中下り坂になったりして,山1つ超えたような気がするけど,ま〜だ見えてこない。
いつになったら目的の城にたどり着くのやら。
もう引き返すには遅すぎるぐらいの距離まで歩いちゃったしなあ。
歩くこと約1時間
「あれはひょっとしてエルツ城?」
気が付けばすぐ右側に城があった。これだけ苦労してたどり着いたのに,外れだったらどうしようという不安とともに,「稲妻階段」(某大学ローカルネタ。心臓破りの階段を思わせる階段)を更に上った。
そしてエルツ城の内部へと足を運ばせたのであった。
城に上がると,そこの眺めはすばらしかった。山また山で,民家らしきものは1件も見当たらなかった。
やっぱ,領民への畏怖の対象になってそうにないよな。
観光客はたくさんいた。ツアー客が多い。日本人は全然いない。周りからイングリッシュがよく聞こえてくる。
イギリス人,それともアメリカ人。イギリス人にとって城なんて珍しくも何とも無いから,アメリカ人かな?
アメリカには城なんて無いから,ものすごくあこがれているって言うし。
とりあえず,
眺めは大当たり
城の中の見学はガイドツアーのみっぽかったのでやめた。どうせ解説はドイツ語だろうし,ドイツ語全然分からんし(当時),それほど興味がなかったから(当時)やめた。
何言っているか分からないままに終わりそうで無駄だったから。
宝物庫らしき方は入場料さえ払えば気軽に入れそうだったので,そちらを見学することにした。
中に入ると,プラチナ?シルバー?の聖人像が迎えてくれた。服のしわやたるみ方が至極よく出来ていた。
何でも鑑定団だったら,
「良い仕事してますねえ〜」
と唸らせるもので,値段の付けようなんてなさそう。
奥に進んでいくと・・・・・・,あるわあるわお宝の山。
年代と,そのものの出来を考えると,値段の付けようの無いものばかり・・・
奥には食堂があり,その当時様子が再現されていた。
これから主人が食事をはじめるところで,召し使いが食器を用意している。
使用されるフォークはまだ2又フォークだ。絵もなかなか凝ったデザインのもの。
う〜ん,高級そう。
その横にこの城の由来等の説明書きがあったが,なんて書いてあるのか,じぇんじぇん分かりましぇ〜ん。(;o;)
一通り見終わったんで帰ることに。
土産物屋によって行く。
エルツ城の周辺の地図が置いてあった。エルツ城の場所を確認する。
ここに来るルートは3つあるようだ。どれも山道をとことこ歩かなければならないものばかりだが。
まあ日本人ツアー客は,観光で山道を歩きたがらない人が多いし,モーゼル川沿いは交通の便が悪いから,来る人なんていないんだろうなあ,と改めて思う。で,自分達がどのルートで来たのかを確認してみる。
が〜ん。3つあるルートのうち,一番長い距離を歩かされるルートで来たんか!!
まあ,来れたから良いや。知らなかったんだし。
土産をちょっと買って,また長い山道をとことこ歩いて帰りました。
ちかれたび〜。