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環状城壁

ブルクを形作っている城壁です。
城の大事な構成要素で内側を守ります。真のブルクには必ずこの環状壁があります。
これもやはりいろいろなタイプに分けられます。

構造

 構造は城の立地条件にまず関係し,防備を固める必要性,付近の石材資源,城主の経済状況,大工の腕にも依存している。

 城の立地条件が良く,敵に攻められにくいところに立っている城はそれほど頑丈な構造にする必要は無く,一層構造になっている。しかし,立地条件が悪く,城壁の守備力を強化しなければならないようなところでは,壁が分厚くなっているばかりでなく二層,三層構造になっているのが普通である。壁の厚さが1.5m以上のものはたいてい多層構造になる。

 一層構造のもので,12世紀の後半,特に北ドイツでレンガ製のものが登場した。民族大移動の後,古代ローマ伝統のレンガが失われたことが明らかである。
 二層構造のものは前面が方形の切石を使って壁が作られる。
 三層構造のものは,前面と背面の間に瓦礫やモルタルで固めた砂利の層が入る。

壁石

 城の外観を決めるのは石材。
 11,12世紀は石ころ,荒削りの石が使われ,時に矢筈模様が見られた。
そのような不規則な石壁がある一方で,きれいな方形に形を整えられた石も使われた。

 表面に出ている面が丸みを帯びた方形の石(Buckelquader)はシュタウフェン朝時代(1150-1250)に流行した。その辺の石ころを使って組上げるのとは違い,石工を必要とした。高い技術を必要とするため,ドイツの石工のレベルは向上した。遠くから石材を運んでくる必要性も生じたため,建築費用は高くついた。

 木組の壁(Fachwerkwände:いわゆるドイツの家にイメージされる壁)は,隣接する建物の上層階に使用されていたがすぐに廃れ,レンガに取って代られた。

厚さと高さ

 壁の高さと厚さは城の立地条件にやはり関係する。岩山のような良い条件のところに作られた城は,平地に作られた城よりも当然薄くなる。
 壁の厚さの平均値は約1.5m。2m以上のものは全体の約8%。

 壁の高さが5m以下のものは見出されず,最高のもので約12m。
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