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ハールブルク(Harburg)
画像をクリックすると,大きくなるよん
お城の写真だよん>
歩廊。3種類の矢狭間は15,16世紀に作られたもの。
近くの敵を狙うのと遠くの敵を狙うもの。始めてみるのはボールが付いた矢狭間(次ページ,写真左)。ぐりぐりと良く回る。
ボールの穴に銃身を挿し込んで撃ったらしい。差さえがあるので,安定して撃てたらしい。
大きな矢狭間は,燃えた木をなげたりするのに使ったらしい。その他熱湯,熱い油,タール(Pech:ドイツ語ではとんだ災難のことをPechと言ったりするが,これに由来している。)。
その先に紋章入りの楯が掛けてある。城主とその家来達のものらしい。
更にその先には,牢獄。人形付き。4人収容可。
30年戦争で破壊されたが,その後再建されたものらしい。
そのまま進んで箱型の家(Kastenhaus)に入る。
おおっ,w(°o°)羽ペン!!始めて見たよ。よく漫画に出てくる羽ペン。
おばちゃんは羽ペンを持って羽ペンに付いて説明する。
「ガチョウの左の翼から1枚だけ取れます。ここの部分にインクが溜まります。」
(使い心地を考えると左の翼を使うんだろうな。左利きの人には右の翼?ということはあったんだろうか?)
この建物,1階は厩(現在居酒屋),2階は武器庫で3階は裁判所として使われたらしい。
男の子を巻き込んで,鍵についての説明もしていたな。
次の部屋には家系図と現在の公爵様一家の家族写真(さすがに品がある)。
「昔はかなり若くして大人になった。女の子は14歳で大人扱いになった。」
と説明する。
その他,時計のからくりとドイツの最初の皇帝,フランク王国のカール大帝(Karl der Große)の絵があった。
また再び外に出て歩廊へ。
矢狭間から見る外の景色は。。。うへ〜,高いぞ。こんな所,攻める気にはなら〜ん。
あるツアー参加者が突然,「1948年○月○日,○×△◇」
うわっ!!吃驚して振返ると,壁の落書きを読んでいるだけだった。
いわゆる,“○□参上”のたぐい。こういう落書きをする人って,万国共通なのね。
盗賊の塔(Diebsturm/昔はBergfried:天守)の前でちょいと説明。下の方は丸みを帯びたてぼこぼこした石。上の方は普通に平らな石。(写真左,真ん中の塔。ちょっと上と下で感じが違うのが分かるでしょ。)
ガイドのおばちゃん,男の子に聞く,
「この塔,何だと思う?」
男の子「トイレーーーっ!!」
一堂,またまた大笑い。
穴がある。その下にはそれらしきものがそれらしく置いてある。(笑)
中へ入る。もともとは穀物倉庫だった
このような塔の1階部分は敵の侵入を防ぐため,出入り口とういうものはない。梯子を使って上層階から入り,1階は穀物倉として使うのが普通。この城の最も古い部分で最初の城。
近世になって牢獄として使われたらしい。
深さ8m。照明無し。窓無し。一日中真っ暗。想像するだけでかなり酷。
今は見学者のために明かりがついているけどね。下を覗くと,やっぱりそれらしく人形が置いてある。
再び歩廊に戻る。なんかこのガイドさん,長いぞ。しゃべり口が面白いから良いんだけど,仮装していた人達のダンスがもう始まっちゃってるじゃん。見れない可能性大。
本館(Palas)の方に入る。
本館では土産物屋のおっちゃんがいて案内してくれた。本館は大広間(Saalbau)のみの見学。
後からおばちゃんがやってきて,ヘルメス,アテネ等の説明。
テーマは「戦争と平和」。部屋の両側にはそれを示すマースとフリーデの像が描かれている。
内部の見学は以上で終わり。外に出ると既にダンスは終わっていた。(T−T)
やっぱり。。。
城の外に出て,見学しなかった他の建物の説明。
以上でガイドツアーは終わり。拍手してガイドさんに感謝する。
ダンスも見たかったのに,もう終わっちゃてるよ〜。
だからと言ってこれ以上この城で過ごしている時間も無かったので,次の目的地へ向かうことにした。
この日,ハールブルクを出た後,アウグスブルク(Augsburg)に行き,フュッセン(Füssen)へとロマンティック街道に沿って走った。アウグスブルクからショーンガウ(Schongau)間,通行止めの為またとんでもなく大きく迂回するはめになろうとは,一体誰が予想出来たであろうか。。。
もう,迂回は嫌!!