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まずは狭い右回りの螺旋階段を上って下側の歩廊(Wehrgang)をぐるりと回る。
用紙を見ながら,
上流側にある部屋には大砲が展示してある。昔はこの大砲を構えて,通りがかる船を脅かしていたんでしょうね。
他にはいくつかの小部屋があり,質素ではあるけど感じのいい宝箱や椅子,テーブル類が置かれていた。
更に螺旋階段を上って上側の歩廊に行く。サーベル,ツヴァイハンダー,槍類が置いてあった。ガラスケースに入れられているサーベルは良いが,槍は全部錆び錆びだ〜!!
川の中だけに,湿気が多いからなあ,錆びちゃうよね。
この城から発掘されたという弾丸のかけらもありました。一部説明文が水に滲んじゃっていて,読めない。
昔は弓矢を構えたり,見張りにも使われたと思われる部屋には行ったら,ヨーロッパアマツバメの若鳥思われる鳥が1羽迷い込んでバタバタいた。出してあげたかったけど,脅えちゃって捕まえられなくて。でも何とかして助けてあげたかったので,ここから入り込んでしまったと思われる金網の網を大きく広げておいてあげました。(管理人さんごめんなさい。)
帰り際に覗いたら,無事脱出していたようなので,また入り込んでしまわないように金網の穴をしっかり閉じておきました。
(翌年再びプファルツグラーフェンシュタイン城に訪れたとき,この破れた金網は直ってなくて,私たちが大きく空けてふさいだ状態のままだった。)
小さな橋を渡って,中央のベルクフリートに入る。入った真正面にはパン焼き釜戸。その後ろに上に登る階段への小さな入り口があったので,入って右螺旋の急で狭い階段を上る。太ったドイツ人って,ここを通れるのか?かなり無理があるような気がする。昔はきっとみんな痩せていたから良かったんだろうけどさ。
最上階は,そこそこ眺めが良いです。そこからライン川を航行する船を眺めるのも気持ちが良い。
ここでしばらく眺めを楽しんだ後,「さて,そろそろ降りようか。」
下から人が来るぞ。戻れ〜!!
団体さんが来たときは,団体さんが上りきるまで待つ待つ待つ。
他の部屋?(でもそこへは入れない)へ通じるところがちょっとした待避所みたいになっていて,ほんの数人ならそこでやり過ごすこともできる。でも大きなドイツ人なんかが来たときは,普通なら数人はそこで待てるけど,大きな人は一人しか入れないから,譲り合いも大変なのだ。
牢獄塔の上の部分は鉄格子で蓋がされている。通行税を支払わずに捕らえられた商人を紐で縛って,滑車を使って中に入れたのだそうだ。下の歩廊からは牢獄塔へは小さな窓がついており,ここから囚人に食べ物を紐から吊るして与えていたらしい。
この牢獄の空間って,何度見ても暗くて狭くて気が狂いそうな空間だよね。おまけにこの城の牢獄は水面に筏が浮かべてあるだけみたいだし。地面ではなくて,水。考えただけでも恐ろしや〜。
台所は釜戸が1つしかなくてこじんまりとしている。その隣には質素な食堂。この質素さが,もうったまんなく良いッス。
一通り見るだけで十分時間が過ぎていった。お土産をちょこちょこっと買って,外へ出て帰りの船を待った。
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