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クロンベルク城
(Burg Cronberg または Burg Kronberg)

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お城の写真だよん

クロンベルクのお城だよ〜 クロンベルクのお城だよ〜 クロンベルクのお城だよ〜

 ツアー開始。まずは城の歴史の簡単な説明から入る。最初は神聖ローマ帝国に仕えるミニストレアレ(Ministeriale)の一家が住み,その家系が18世紀に途絶え,その後,...。とにかくいろいろな人の手に渡っている。1989年にフランクフルトのとある金持ちが買い,その後クロンベルクの町が700,000DM(桁はあっていると思うけど,うろ覚えだから数字は信用しないで)で買い戻したとか。

 次にオーバーブルクに向かう。オーバーブルクからの眺めは最高で,オーバーブルクから下のミッテルブルクやウンターブルクを眺めながら,それらの説明がなされた。

 オーバーブルクはシュタウフェン朝時代の典型的なブルク。1階部分に入り口はなく,梯子で3階から入ったらしい。
 石階段を上って塔に入ったけど,きっとそれは後付けで昔はなかったんだろうな。多分そこが入り口で梯子が架かっていたんだろう。
 で,説明を受けている近くの塔の跡には,かつて井戸があったらしい。

 最上階の細くなっている部分は火器の発達した16世紀に増設されたものらしい。見晴らしが良いから見張り塔として使われたとか。
 オーバーブルクに入るために通ってきた門は,ただの通路だと思っていたのだが,礼拝堂だったと聞いてびっくり。全然礼拝堂の面影がないんですけどぉ〜。
 言われてみれば,・・・( ̄  ̄;) うーん,確かに小さな礼拝堂に見えなくもないがね。

 1400年頃に建てられたミッテルブルクに移動する。ここはもともと分家の家族の人たちが住むために建てられたものである。本家はオーバーブルクだけど,時代が下ると本家も住んだ。
 防御性重視で居住性無視のオーバーブルクと違って,暖房設備は整い,快適に住めるようになっているシュロス部分。

 城の中に入る。最初の部屋には城の模型と大きな絵。
 1389年のクロンベルクの戦い(Kronberger Schlacht)の様子を描いたものらしい。
 帝国自由都市フランクフルトとの戦争で,フランクフルト側に勝った戦い。
絵は2枚描かれたらしいのだが,もう1枚はフランクフルトの博物館にあるらしい。

 そしてその戦いの物語は,親から子へと代々語り継がれていったのだそうだ。今はどうなんだろう?
 語り継がれているのかな?
 かなり熱の入った語り口調からして,重要な戦いなのか?都市対封建領主の争い?

 次の部屋は食料置き場?バター作りの道具が置いてある。

 そして最後に台所。部屋全体がすす(?)で真っ黒になっている。でっかい鋸のようなものがいっぱい置いてあったけど,そのギザギザを使って火からの距離を変えることによって火加減を調節していたのだそうだ。なかなか面白い。

 井戸には今でも水がある。ガイドさんが懐中電灯を照らして,水鏡に光が反射することを示して水があることを証明する。かなり深い。今は(地下水)+(雨水)なんだそうだ。

 台所にはいろいろな鍋,アイロン,燭台が置いてありました。

 ガイドツアーはこれで終了。説明個所は少ないけど,1個所でいろいろな説明をたくさんするから,時間はこれでも1時間近くかかってました。

 帰りにもう一度売店によって,城の中で見た絵の写真が載っている本を探して購入。ついでに紋章の本もあったから購入して帰りました。


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